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Q & A (よくあるご質問)

なぜ矯正治療が必要なのでしょうか?

矯正治療は、歯並びを美しく整えて上下の歯の噛み合わせを正すことによって、口元の形を整えると同時に食物をしっかりと噛むことができるようにすることを目的とします。 もちろん、歯列不正を放置することで現れる様々な悪い影響(歯が磨きにくい、むし歯や歯肉の炎症になりやすい、口が閉じられない、食べ物が噛みにくい、発音しにくい言葉ができる、あごの骨がアンバランスに成長する、歯を見せて笑えない、歯並びをコンプレックスに感じる、など)を防ぎます。

いつ治療を始めるのが良いでしょうか?

適切な矯正治療の開始時期は、歯列不正のタイプと程度によって異なります。 早期に(小学校低学年)治療を開始したほうが良い場合は、 ①放置すると歯列不正が悪化する ②原因を除去することで改善が容易である ③あごの骨の成長をコントロールする必要がある、などです。 それ以外は、永久歯が生え揃い始めた頃(小学校高学年から中学生)が良いでしょう。 もちろん、大人の方でも歯と歯ぐきが健康であれば、おいくつでも治療は可能です。しかし、適切な治療時期の判断は専門的な知識が必要ですから、できれば5-8歳頃までに御相談いただければ適切なアドバイスが受けられると思います。

どのくらいの期間かかりますか?

矯正治療は、むし歯の治療と違ってかなり長い期間を必要とします。 あごの骨の中にある歯やその周りの組織を、傷害を与えないようにゆっくりと移動させる必要があります。そして、移動させた後も、歯やあごの骨が新しい位置に落ち着くまでしっかりと安定させる必要があります。 また、矯正治療の目標は、美しいだけでなくしっかりと噛むことのできる歯並びを最終的に完成させ、それを長く維持していくことです。 したがって、子供の矯正治療では上下のあごの骨の成長発育を十分に監視し、永久歯の生えかわりを正常な方向に誘導することが必要となります。小学校低学年から治療を開始した場合でも、少なくとも永久歯が生えそろう12-15歳程度まで通院を続けていただきます。永久歯列に対する治療が必要となった場合には、さらに高校卒業程度までの通院が必要となります。

どのくらいの間隔で通うのでしょうか?

矯正装置を用いて積極的に治療を行っている間は、およそ4週間に1回の間隔で受診していただきます。 永久歯の生えかわりを観察したり、取り外しのできる装置などを使用している期間は、2~4ヵ月に1回くらい受診していただきます。 ただし、装置を作るときや修理するときは別です。 受診されたときに、次回の来院日時を予約してお帰りいただきます。 もし、約束の日時に不都合がある場合には、できるだけ早くご連絡ください。 装置に異常があったり、痛みが強かったりする場合にも、必ず電話連絡をしてお越しください。

どんな装置で治すのでしょうか?

矯正治療に用いる装置にはたくさんの種類があります。 口の中に入れる装置と口の外(頭やあご)につける装置、取り外しができる装置とできない装置、お家だけで使用する装置と一日中使用する装置などです。 これらの中から、最も適した装置を選んで治療を行います。 したがって、それぞれの装置によって注意すべき点は多少異なります。 担当医の指示をよく守っていただくことが大切です。

歯を抜くことがあるのですか?

歯とあごの骨の大きさにアンバランスがある場合(歯が大きい又はあごが小さい)や、前歯を内側に入れるための隙間が足りない場合など、永久歯を抜く必要のあることがあります。 できるだけ歯を抜かずに済むよう努めますが、やむを得ない場合は、検査のうえ治療計画をたて、慎重に抜歯の適応を検討した後、本人・保護者の方とご相談します。

矯正治療は痛いのでしょうか?

矯正治療を始めてから最初の2~3日は歯に痛みを感じることがあります。 これは歯が動き始める時に起こるもので、すぐに慣れてきます。装置の異常や強い痛みなどを感じた場合には、直ちにご連絡ください。 ただし、多少の痛みが伴うこと、装置による違和感が生じることを知っておいてください。

保定って何のことですか?

動かした歯やあごの骨は元の位置へ戻ろうとします。また、身長が伸びている間はあごの骨も成長するため歯並びに影響する可能性があります。 したがって、装置がはずれて治療が終わったように見えても、新しい位置に歯やあごの骨が安定するまで歯並びを維持させること(保定)が必要になります。 そのために、保定装置の使用を約3年間程度(大人の場合はさらに長く)続ける必要があり、その間、年に2~4回程度通院していただきます。

顎変形症の治療は?

上下のあごの骨の大きさや位置のずれが大きいと(顎変形症)、矯正治療だけでは十分に治すことが難しく、満足できる結果が得られないことがあります。 その場合、あごの骨の手術を行う方法があります。

矯正治療の料金は?

それぞれの歯列不正の種類や程度によって、矯正治療の時期や方法が異なるために、治療に要する料金にも違いがあります。 子供の矯正治療のおおよその総額は、永久歯が生え揃う時期までの総額が約45~50万円(税抜)、さらに永久歯列期にマルチブラケット装置による治療が必要となった場合にはさらに約25~30万円(税抜)が必要とお考えください。また、大人の矯正治療の場合(全顎のマルチブラケット装置による治療)で約65~80万円(税抜)とお考えください。 もちろん、数本の歯だけの部分的な治療の場合には約10~30万円程度(税抜)となります。 矯正治療の相談時に、矯正治療の要否、治療の開始時期とその方法、必要となる矯正治療の料金について詳しくご説明いたします。 (初診相談料 4,000円+税が相談時に必要です)

通えなくなったときにはどうすればよいのですか?

進学・就職・結婚・転居などによって、矯正治療を中断したり、他の病院に転院する必要がある場合は、できるだけ早くご相談ください。

矯正治療を受けている期間の注意

【口腔清掃の徹底】 矯正治療では、担当医の指示にしたがって患者さん自身が毎日努力しなければならないことがたくさんあります。 まず大切なことは、口の中を清潔に保つことです。矯正治療を受けて歯並びがきれいになったとしても、むし歯ができては何にもなりません。 したがって、歯をよく磨くことが何よりも大切です。取り外しのできない装置の場合には、特に注意して歯面に付着している食物の汚れなどを取り除いてください。 食事の後には必ず歯を磨くよう習慣をつけて下さい。歯磨きが上手にできず、むし歯や歯肉の炎症の発生が予想されるような場合には、矯正治療を中断せざるを得ないことがあります。 【矯正装置の使用】 また、取り外しができる装置は、指示通りきちんと使用することがとても大切です。 たとえば、上と下の歯の間にゴムをかける指示や、プレートタイプの可撤式装置の使用の指示があった場合には、毎日忘れずに協力してもらわなければなりません。 これらの指示に従わず、協力が得られない場合には、いくら時間が経過しても歯並びが改善されないことがあります。このような場合、治療期間が長引き、口の中の装置が外れないためにむし歯や歯肉の炎症が発生する危険性が高くなります。 【矯正治療に対する協力】 担当医からの指示が守られない場合は、適切な治療が行えませんので、何年かかっても良くならないばかりか、場合によっては悪くなることも考えられます。 また一見治療が終わったように見えても、担当医の指示通りに通院を続けなければ、不正咬合が再発することがあります。 治療に不熱心で協力が望めない患者さんには、担当医が指導を行いますが、改善がない場合には治療途中でも以後の通院をお断りすることがありますので御了承下さい。 【定期的な通院】 指示に従って定期的に通院することが矯正治療の成功の鍵です。定期的に来院されなかった場合には、治療期間がのびたり、予期できない歯の移動が生じたりすることがあります。完全予約制で診療を行っていますので、お帰りの際に必ず次回の予約をしてお帰りください。また、土曜日や平日の遅い時間に予約が集中しますので、皆さんにできるだけ公平に時間をお取りいただけるよう曜日・時間帯の分散にご協力ください。特に装置を装着するなど長時間の予約は、平日の早めの時間にお願いしています。連絡せずにお越しにならなかったり、当日キャンセルされることはお避けください。